追憶の六角形
黄金の太陽とかマジバケとかスマブラとかあとそん時のハマりもん。 腐要素に注意。
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膨大な時間の中の、ほんの一瞬
リンク貼りたい企画参加したいんですが、とにかく組曲を12/7までに仕上げてからにします;
携帯サイトのアシスト祭にも行きたいんだぜ…。
あとリクエスト絵(マルロイと擬九尾)や太夫に送るでゅ子の資料もorz

・大学祭までに男主×3の下絵が描けたら理想。(できんかったら公式絵じゃ)
・来週には闇女主の色塗りと、残りのクラスメート、サブキャラのカット作り
・再来週(つまり11月ラスト週)に御三家カット作成(使いまわしだけど)とスキャン作業
 (奇跡的に24日が休みなので、カット作りが間に合わなければそっちに若干回します)
・12月に入ったら一気に繋ぎます。1日がバイト休みなんで半分作って5日に残りを、6日に調整すればなんとか7日にできると思います。

・もし「ウチの描いた絵を素材提供していい」って方いらっしゃったら切実に募集します。
 特に欲しいのは御三家3人と男主です…。
・ケルレンドゥはちょっと別の動画から部分的にお借りするかも知れません(涙



今日はちょっと時間があるので男主描こうと思ってます。でもどう考えても男主の帽子が面倒。
そしてディアが闇主なため光男主を描いたことがないことに気づく。ごめんバッカス。





追記に、なんか調子乗って某黄金創作でコラボ小説。没になったウチの創作の隠しEDとのコラボです。
例によって親バカなので嫌だったら絶対見ないで下さい。結構ジカジョーな感じなんで。



ホントに見て大丈夫ですね?







おkならスクロール。














「だめだ、完全に機能してない…他の文献をあたるしかないかな」

独り言を呟いて、エンデは本を閉じた。
かれこれ3時間は史料や地理文献を読み漁っている。
目的は、己が持つエレメンタルスターを還す場所を見つけること。

「現存するか分からないものに頼るなんて、と思ったけれど、いちかばちか…かな」

山積みだった本の一番下に置かれていたのは伝承や民話等を取り扱った代わった史料。

「ん?」

見慣れない文字列を見つけて、エンデは点線を指でなぞった。
その先に表れたページ数を確認し、本をめくっていく。

「精霊ユグドラシルなんて初めて聞いたぞ…」

記述を要約するとこうだった。
ユグドラシルの伝承が囁かれ始めたのはウェイアード世界大戦(灯台が灯ってから19年後と他の歴史書で見た)の数年後から。
悠然と広がる神秘の森がウェイアードのどこかにあり、その中心にある大樹ユグドラシルに精霊ユグドラシルが宿る。
心正しきものの訪れを歓迎し、清き祝福(エナジーではないかとの説が併記されている)を与えるといわれる。

ページをさらにめくった、エンデはそこで息を飲んだ。

「…信じられない」

実際に精霊に出会った者が描いたという大樹、そして精霊ユグドラシルの姿。
大樹はともかく、問題はその精霊だ。

あまりにも、似ている。



エンデは本来の目的すら忘れて、ユグドラシルの資料を探し出した。
今も居るかも知れない、その精霊に会うために。









『誰だ?』

入り口で迎えたのは若い声だった。自分よりも少し高い、寧ろ英雄ロビンに近い声。
だが辺りを見回しても木々が生い茂るばかりで人の姿は見られない。

「僕はエンデ。精霊に会いにきたんだ」

『何のためにだ?ロクでもねー目的で来る奴も居たからな、おいそれと顔を出すわけにもいかねーんだよ』

精霊、まして心正しき者を歓迎すると言われる存在にしてはあまりにも乱暴な口ぶりだ。
意外とは思いつつ、エンデは正直に話した。

「ただ、会いたいと思ったんだ。僕の知ってる人によく似た絵姿だったから」

『…わかんねーな…少なくとも邪気は感じねーし…分かった、入れ』

声に続いて光がエンデの前を動き出した。地面に紋様が書かれている。
エンデには馴染みがある、これはテレポートの紋様だ。

『乗れ、一瞬で移動できる』

「うん…」

恐る恐る足を踏み入れた。完全に紋様に入った時、ぱっと光に包まれた体は何時の間にか別の場所に来ていた。
目の前には巨大な樹、そして…。

自分や英雄ロビンによく似た、絵姿通りの人物。
或いはこう言うべきだろう。

「…絵を見た時にそうかもって思ったけど、まさか本当に【砂塵の烏】…」

「へぇ、後代じゃそう呼ばれてんのか。オレの時代は【土被りの烏】なんて不名誉な異名だったんだけどな」

精霊に相応しくなく、彼はへらへらと笑う。
詳しくは読んでなかったが、世界大戦については少しだけ目を通した。そこで見かけたのもやはり英雄ロビンにそっくりな少年。
3人の仲間を率いてラリベロ・カレイ中心の連合軍に参加し、ごく少人数で敵の砦や主要都市を幾つも陥落させ、果てには首謀者ウルガナをその手で滅ぼした「大戦の英雄」。
黒い衣に身を包み、大地の力を操り、ラリベロを勝利に導いたことから【砂塵の烏】と名付けられた…。
名前は、デューテ。

「しかし驚きだな…何者だ?オレにも似てるけど、オレのよく知ってる奴に超そっくりだ。
 オレの知ってる奴っつっても、そいつが若い頃なんだけどさ」

「奇遇だね、僕にも似てるけれど、僕のよく知ってる人に君がそっくりだなって思ったんだ…。
 その知り合いって言っても、若い頃の姿だったと思うけれど」

「なるほどね。だけどオレはここの番人たる精霊であり、あるいは歴史書に残ってるらしい大戦の英雄であり…それだけだよ」

「思いつかなかった。英雄デューテが精霊ユグドラシルだなんて。
 資料の絵姿だってほとんど同じだし、よく考えたら年代だって同じだったんだよね。
 だけどどうして?大戦とこの大樹は関係あるの?」

言いながらエンデはそっと大樹に触れた。エレメンタルの源を失った世界で、この樹は何故かエナジーを感じる。

「逆にこっちが聞きてーよ。お前の見た史料ってやつにどこまで記述されてたんだ?
 まぁ、まさか神話が実話で実はドロドロの逆襲劇だったのでした、なんてあの時代の人間が知るわけねーだろうけど」

「ど、ドロドロの、逆襲劇…!?」

エンデは狼狽した。そもそも大戦についてあまり読んでないのはあるが、それにしてもそんな記述どこにも見ていない。

「そんなもんだろーな。200年前くらいまでは旅人がちょくちょく来て色々聴かせてくれたりもしたんだけど…歴史ってのは結局捻じ曲がって伝わるもんなんだよ。
 それも大体、人間のいいようにな」

そしてその後にデューテは続けた。大戦の真相を。真の歴史を。
己とユグドラシルが、長い時の中そこに存在する理由も。

「この大樹は裏側の世界に通じている。その中に満ちた闇のエナジーを浄化するのがこの樹の仕事なんだ。
 オレはソルと、ワイズマンを通じて契約した。5年間の猶予を与えられて、その間ウェイアードの復興のために世界を巡った。
 5年後、オレはここに来た…契約時の姿に戻ってね。お陰でいい男が台無しだ」

彼の話には、エンデの知ってることも知らないこともあった。前者は少なく後者が多い。
寧ろ、エンデが史料で読んだことが、デューテの言うように捻じ曲がっていたことも多かった。
【土被りの烏】が時を経て【砂塵の烏】になったように。

「ああ、その異名?なんかお前の言うようだと綺麗ごとだけどな、それもっと嫌な意味だぞ。
 【死神】って異名の奴が居たんだけど…そいつとオレが似ててさ、だからオレが不吉な烏」

「【死神】なんて初耳なんだけど…姿が似てたってことはまさか知り合い?」

「知り合いだな。だけどオレはその頃そいつとは知り合いじゃなかったんだけど。
 …さて、じゃあ今度はこっちから聞こうか。
 お前がなんでエレメンタルスターなんて物騒なもの、持ってるんだよ」

にやり、と精霊が笑った気がした。

「わかってたんだ…精霊ユグドラシルには」

「デューテでいいよ。仮にも精霊だぜ?そんなエナジーの封じられたもん持ってたら嫌でも分かる。
 もっともオレは実物を見たことがないから、人づての話で知ったんだけどな」

「なるほどね…」

エンデは観念して全てを話した。
灯台を全て封印したが、エレメンタルスターを還す場所が見つからないと。

「そういうことか…確かにソル神殿ももうねぇし。
 だったらついて来いよ、ちょうどいい場所がある」

「え、知ってるの?」

「あったり前だろ。オレを誰だと思ってやがる、精霊ユグドラシル様だぜ。
 15やそこらのがきんちょよりもずっと長生きなんだしよ」

「…僕、17なんだけど」

不服そうにエンデが呟く。

「…マジかよ。いよいよオレの知り合いに似てんぞ…童顔家系だったしな、あいつ」

デューテは笑っていた。
たとえ、その足のゆく先が、暗い闇の世界だとしても。



そう、大樹の門を通じて彼らが訪れたのは、裏側の世界だった。
逆さまの大樹と、不気味な神殿だけが存在する、寂れた世界。



「ここだ」

神殿の入り口に立ち、デューテが手をかざした。
光が放たれ、神殿が開く。途端に神殿は明るさをもった。

「ここに居た奴らの希望であり願いなんだよ。オレはそれを知ったから残したいと思った。
 エレメンタルスターを貸してくれよ…えっと」

「エンデだよ。そういえば名前、名乗ってなかったね」

言いながらエンデは腰に下げていたミスリルの袋を手渡した。
受け取ったデューテは中から宝玉を取り出し、祭壇に置く。

『汝らよ、今眠りにつかん…』

デューテが優しく呼びかけると、宝玉が光に包まれる。
眩いその輝きが落ち着いたとき、そこには虹色に輝く女神の像が現れた。

「女神ルナ…この世界の住人たちに、地上への希望を与えた存在だ」

「それって、神話の?」

「言っただろ。神話が実話だって」

言うと、デューテは踵を返す。エンデも後に続いた。






「有難う、デューテ…これで、きっとあの人も喜ぶよ」

「あの人?」

「僕の知り合い。君にそっくりな人」

「ああ…。オレの知り合いも多分喜ぶだろうよ。
 じゃあな、エンデ…気が向いたらまた来いよ」

にっと笑うデューテ。エンデはもう一度頭を下げると、デューテが用意した紋様に立った。
途端に彼はぱっと消える。



「…やってくれるぜ親父…だけど、これでいいだろ。
 ようやく、あんたとオレとルムナ…会えたな。

 オレはちょっくら出かけてくるぜ。母さんに会いに」



~Fin~







--------------------------

エンデ鈍くないですか?デューテは気付いたってのに。




没ED「ユグドラシル」です。いや、正確にいえばシナリオの練り直しで没には完全になってませんが。
デューテが精霊の番人になってユシロファードの闇に満ちたエナジーを浄化するというもの。

ちなみに【砂塵の烏】は実際には出ません。歴史が捻じ曲がって~の例えに使うために作りました。
何度も言いますが【土被りの烏】は英語でDirty-Crow。天野月子さんの「烏」の歌詞からきたものです。


いやー、前回アポなしで英雄ロビンの消失書いたのに懲りないですね、このウザイカは。
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